ユーザー想定とペルソナ設計は必須!ネットショップ集客ノウハウ①

ネットショップを運営されている方にとって集客は命綱とも言える重要なものです。
この集客が思わしくないと運営自体が危ぶまれるために日々試行錯誤されているかと思いますが、
広告やSEOなどに目が行きがちで集客の大前提とも言える「ユーザー想定」と「ペルソナ設計」はされていますか?

この記事では「ユーザー想定」と「ペルソナ設計」がいかに重要でなぜ絶対必須なのかを複数回に分けて解説していきます。

1.ユーザー想定とペルソナ設計の重要性

ユーザー想定とペルソナ設計と聞いてもピンとこない方がほとんどかと思いますので、まずは簡単にユーザー想定とペルソナ設計とは何なのかを解説します。

ユーザー想定とは?

ある商材を購入したいと考えたユーザーが購入に至るまでの
動き・思考・心理・社会状況を想定することです。

ネットショップを運営していると、お店のホームページに来訪した人を「ユーザー」として捉えがちです。
ですが、その前にどのような経緯を経てからユーザーがお店のホームページに来訪したかを考えることがとても重要になります。

例をあげてみます。
ここではアパレルショップを運営していた場合の6月売上について下記のように仮定します。

  • あるTシャツ(若干奇抜なデザインでカラーバリエーションがある)の売上が飛躍的に向上した
  • 前年度と比較しても売上が約2倍にまで伸びている
  • アクセス数は前年度と比較して1.2倍とそこまで伸びているわけではない
  • Googleの検索順位は変わっていない

上記事実が仮にあったとした場合のユーザーは下記のように想定できます。

  • 夏本番に向けてTシャツの購入意欲があがっているのではないか
  • 奇抜なデザインTシャツの売上が伸びているので10代~20代のアクセス流入が増えてきているのではないか
  • SNSでこのTシャツが拡散されたのではないか?
  • アクセス数は前年度とそこまで変わらないため、一人がカラー別に複数枚購入しているのではないか?
  • ファッション雑誌やファッション情報サイトでこのTシャツのようなデザインがトレンドとしてプッシュされているのではないか?

などなど・・・上記にとどまらずあらゆるユーザー想定が可能となることが分かるかと思います。

このユーザー想定のメリットとしては膨大なアクセス解析データがある中で、どのデータを見ていけば良いかを絞り込める点にあります。アクセス解析データを隅々まで見た上で結論を出せればそれに越したことはないのですが、限られた時間の中でアクセス解析データを隅々まで見るには限界があります。

さらにアクセス解析データを見るには専門的な知識が必要となります。ましてやネットショップを運営しながらだとほぼ出来ないと言えるでしょう。そのため事実をリスト化した上で、上記のようなユーザー想定をすることでアクセス解析の見るべき箇所を絞る必要があります。

最初は想定結果とアクセス解析データがマッチしないことが多いことになるかと思いますが、これを何度も繰り返し行うことでユーザー想定の精度は上がっていきます。


ペルソナ設計とは?

アクセス解析とユーザー想定を元にして最も流入見込みの高いユーザー層をターゲットとし、
詳細なユーザープロフィールを作成することです。

そもそもなぜペルソナ設計が必要かというと、
ユーザー想定だけでは発想に至らない部分まで見えてくるという点が最大の理由です。

それでは、上記のユーザー想定を元にして、ペルソナを設計してみましょう。

名前:小林 奏(こばやし かなで)※仮名
年齢:16歳
性別:女性
職業:高校1年生
住まい:神奈川県横浜市 一軒家の実家住まい
部活:バスケットボール部
家族構成:父・母・兄1人・妹1人

エピソード:
高校受験で無事に志望校に入学し、この春から高校生として生活を始める。中学から続けているバスケットボール部に入部し、新しい友だちも出来始め、充実した学生生活を送っている。中学時代はわりと地味めだったので高校になって若干派手めなファッションなどにも興味を持ち始めている。高校受験の反動からか勉強は若干おろそかで趣味や学校外のイベントなどに積極的に参加している。彼氏ができないことを少し悩んでいる。

上記のようにペルソナを設計しました。
このペルソナはアクセス流入を元にどの年代、どの地域、どちらの性別が多いか、それらをまとめて平均化したものです。それでは、このペルソナから見えてくるものを抜き出してみましょう。

下記に簡単に箇条書きします。

  • 16歳という年齢層にウケのいいデザインなのではないか
  • 兄の影響を受けているのではないか。その場合、兄はどのような趣味趣向で何に影響を受けているのか
  • 横浜にこのデザインブームの火付け役がいるのではないか
  • このデザインとマッチするイベントがあるのではないか
  • 恋愛指南の雑誌やWEBサイトで「ある特定の彼氏をゲットするためにはこのファッション」という紹介のされ方で、似たようなデザインTシャツが紹介されたのではないか

いかがでしょうか?
ユーザー想定では見えなかった細かい部分が見えてきたと思います。

ここまでやるのか・・・?と思われるかもしれませんが、ここまでやる必要があります。何故かと言うと、Googleの検索結果が今後より一層パーソナライズ化されていくからです。一個人に最適な検索結果を表示するようになり、人によってまったく異なる検索結果を返すようになると我々は考えており、その動きは確実に進んでいる傾向にあります。

そんな中でTシャツを売るにしてもここまでユーザー想定し、ペルソナを設計して、ユーザーとネットショップの商品をより深くマッチングさせる必要があるのです。


いかがでしょうか?
ユーザー想定とペルソナ設計の重要性を把握いただけたかと思います。現在ネットショプを運営されている方は現状のアクセス解析結果を元にユーザー想定を行い、ペルソナを設計して最適な対策を行いましょう。これから出店を考えている方もユーザー想定とペルソナ設計は必要です。

次回は「ユーザー想定とペルソナ設計をした場合としなかった場合」を比較してさらに深く解説していきます。